終活とは?何をすればよいの?

 終活とは人生の最期に向けて行う活動、事前準備のことを言います。今後の介護や医療についての意向や、亡くなった時の葬儀やお墓に関すること、亡くなった後の遺産相続、身の回りの物品や財産を整理する生前整理など人生の最期を意識して準備を行うことをまとめて終活と言われています。
 終活が注目されるようになった背景には少子高齢化や長寿化が関係しているためです。
介護や死後の手続きなど、残される家族の負担を減らし、自分が納得した最期を迎えるために備える必要性が高まっております。

終活でやることリスト

  1. 身辺整理
  2. 財産管理
  3. 医療・介護など老後のことを考える
  4. 葬儀・お墓など死後のことを考える
  5. 遺言書の作成

 何から始めるか、いつから始めるかの決まりはありません。やれること、やりたいことから始めるのがよいでしょう。
身辺整理は体力・気力が必要ですので、余裕のあるタイミングがお勧めです。

①身辺整理について

 身の回りにあるものを必要か不要かで仕分けし、不要なものを処分・売却することで家の中を整理してきます。
 特に親であっても別人格であるため、親が動けなくなってから息子や娘が家の中のものを整理しようとしてもとても大変であり、捨ててよいものなどの判断はできません。事前に自分で仕分けをしておくことはとても重要です。

②財産管理について

 お金に関する事柄を整理しておくことは終活においてもとても重要です。自身が所持しているさまざまな財産について、何がどこにいくらあるのか把握しておきましょう。最終的には相続対象となる財産をすべてリストアップしておくと理想的です。
ネット銀行を含んだすべての銀行口座や所持しているクレジットカードを把握し、不要な口座やカードは生前に解約しましょう。
 通帳や印鑑、キャッシュカードなど手続きに必要なものは保管場所を家族へ伝えておくと家族も困らなくて安心です。急に亡くなってしまったわけではないけど、親と銀行口座などの話をしたことがなく、口座がいくつあっていくらあるのか、キャッシュカードすら見当たらなくて困った・・・こんな体験談を何度も耳にしております。

③医療・介護など老後のことを考える

 医療や介護について自身の要望を家族に伝たり、記録に残しておくことは重要です。特に延命治療の有無を迫られたときや認知症になった時など、自身の判断能力が低下し、家族に判断をゆだねる場面でとても役に立ちます。
 
 ただ、自分のみで決めてしまってももめてしまうことがあります。家族の意見も取り入れながら家族みんなが納得する結論がでるまで話し合いましょう。
 かかりつけ医や、服用している薬、健康保険証やお薬手帳の保管場所を家族に共有しておきましょう。老人ホームや介護施設など具体的な希望がある場合には事前に伝えておくとよいでしょう。

④葬儀・お墓など死後のことを考える

 自身の死後は家族が事務手続きを行うことになるため、元気なうちから葬儀やお墓については話し合っておくことが必要です。
希望する葬儀の規模、知らせてほしい人などの要望を伝えておきましょう。残された家族に金銭的な負担をかけたくない場合は、葬儀費用を事前に準備しておくか、生命保険など下りるお金について伝えておきましょう。

 お墓がある場合は、そのお墓に入ることが前提ですが、お墓に入りたくない、お墓がない場合は納骨先を検討しておくことが必要です。今後の墓守がいないからと墓じまいをする方も増えてきています。
永代供養の墓、納骨堂、樹木葬、海洋散骨など、今は選択肢も増えてきていますので、自分に合った納骨先を見つけておきましょう。
家族がいる場合は葬儀や納骨、その後の手続きなどを任せられますが、家族がいなくおひとりさまの場合は、信頼できる第三者や法律の専門家と死後事務手続きについての契約を締結しておくと安心です。これには費用もかかりますので、事前準備が必要となります。

 これら①~④の事柄についてはエンディングノートにまとめて記しておくことも有効です。一度に書こうとすると大変なため、書ける項目から進めていくのがおすすめです。エンディングノートの置き場所も家族に伝えておきましょう。

⑤遺言書の作成

 財産の相続には生前に遺言書を記しておくことが有効です。遺言書がない場合、家族間で相続争いが発生することも少なくありません。
 遺言書の作成には以下の手順となります

  • 自分が保有する財産・負債を把握し、財産目録を作成
  • それぞれの財産において、誰にどのくらい相続させるか決める
  • 遺言執行者(遺言の内容を実現させる責任者)を決める
  • 遺言書として書面に残す

必要に応じて公証人に依頼をしましょう。

まとめ

 このように終活は残された家族の負担を減らすことだけでなく自分のためであることが多いことがわかったと思います。自分の現在と向き合い、家族や友人に感謝しながらいろいろと準備することは、残りの人生をより充実させることにつながります。
 
 終活は死ぬことを考えるネガティブなものではありません。どう楽しく過ごすか、やりたいこと、挑戦したいことなどポジティブな計画をたて、よりよい最期を迎えるために今できることから始めてみてください。

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