葬儀について事前に相談をする事のメリット
葬儀会社に連絡をするのは、身内に不幸があった場合と考えている方も多いかと思います。しかし、昨今では『終活』と称して、ご自身の人生の幕引きに備えて準備をされる方も増えています。
ご夫婦のみ、または単身世帯の方は特にこの傾向にあるようです。財産のこと、葬儀のこと、またその手続き。少しの事でもご自身で調べ、相談をする事で先々に対する不安や心配が消えていくかと思います。
今回は、有事に備えて葬儀社に相談をするメリットをお話したいと思います。

手続きで慌てなくなる
もしもの事があった場合、一番困ってしまう事は、「まず何をすればいいか分からなくなる」という事です。葬儀というのは何度も経験されるものではないので、どのような順序でどこに連絡をするのが適切か、冷静さを無くしている中で判断をするのは、どなたであっても難しい事だと思います。
もしもの時は以下の様な連絡をするよう準備をしておくとよいかと思います。
①かかりつけのお医者様がいる場合は、死亡診断書の手配をする為、病院に連絡をします。
②かかりつけのお医者様がいない場合や、死亡の判断が難しい場合は救急車を呼び、必要に応じて警察に連絡をします。
③死亡診断書もしくは死体検案書を病院または警察に発行してもらいます。
④遺体の搬送や安置、葬儀の手配をする為、葬儀社に連絡をします。
⑤死後、7日以内に市町村に死亡届を提出します。(これは葬儀社で代行手続きが可能です)
⑥その他手続きや給付金についての連絡をします。
※横浜市では、74歳以下の市国民健康保険に加入の方、75歳以上の後期高齢者医療保険に加入の方に葬儀費用が5万円給付されます。詳細はコチラを参考にされてください。
費用感が分かる

お葬式の相場と申しましても、葬儀場の規模や式の種類などによってもかなり幅があるのは、皆さまご存じの事かと思います。事前に葬儀社に、どのような規模感、式の種類、また祭壇やお花のご相談をされる事で、おおよそいくらの費用感になるというのが明確に分かります。
また費用を掛けたくない事や反対に丁寧に行い事などを葬儀のプランナーと決めておくのも良いかと思います。
先述の通り、昨今ではご自身の終活の一環で、葬儀の内容を決められる方も増えておりますので、
ご希望があるのであれば事前にどのような事ができるのか、また、費用はどれくらいかかるのか知っておくことが大事です。
落ち着いて葬儀を行える
ご自身の葬儀について、事前相談をした場合はご遺族が、また、ご家族の事前相談をされた場合は、相談者様が落ち着いて故人様を最後までお見送りすることができるのが一番のメリットです。ご不幸がありますと、突然の事で心が追い付かない事もありますし、手続きや手配に追われて余裕がなくなってしまう方は多くいらっしゃいます。
勿論、このような状態になるのは、至って当たり前の反応と言えるとは思いますが、最後のお別れの時に故人に精一杯のお礼の気持ちをお伝えできると、故人も安心して荼毘に臥されますし、ご遺族の皆様、またご友人の方、知人の方もお別れに対して前向きに進んでいけるのではないかと思います。
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