喪中の年末年始の過ごし方
年の瀬も迫り、年末年始の過ごし方を考えている方も多いかと思います。今回は喪中の場合の年末年始の過ごし方をお話してまいります。
意外にもOKな事や、マナーとして知っておいた方が良い事もありますので、是非参考にされてください。
目次
喪中の年末年始に食べても良い物・良くない物
①食べても良い物
年末年始に習慣的に食べるもので、喪中でも食べても問題ないのは、
・年越しそば
・お雑煮
です。
ただ、あくまでもお祝いのムードは出さずにシンプルに頂くのがマナーです。年越しそばには『厄除け』の意味合いもあると言われていますので、
大晦日には一年の厄を清める意味でも良いと思われます。
②喪中に食べるのに相応しくないもの
年末年始に習慣的に食べるもので、喪中に食べるのに相応しくないのは
・おせち料理
です。
おせち料理は元々新年をお祝いする慶事のお料理ですので、喪中に食するには相応しくありません。慶事のお料理とは蒸し物や揚げ物や煮物などに、縁起の良い食材が入っている物を指します。
よく、お正月のおせちに入っているのは紅白のカマボコやエビ、煮豆などです。おせちの代わりに『ふせち料理』と言って、精進料理メインの喪中の方用のお正月料理もあります。
初詣などに行っても問題はないの?
参拝先の宗派や奉じてある神様などによっても変わりますが、場所によっては喪中の方の参拝は勿論、鳥居をくぐる事もNGな神社もあるようです。
喪中は心静かに故人を偲ぶ期間ですので、神社への初詣は控えた方が良いでしょう。
お寺の場合は『死』を不浄のものとは捉えていませんので、参拝しても問題はありません。
お年玉を渡しても問題はないの?
本来、お年玉は『年神様』へのお供え物を買うために渡す金銭とされています。ですので、喪中の方は控えるのがマナーです。
ただ、お年玉を楽しみにしている子供たちもいますので、金銭を渡す袋や名目を『おこづかい』など『お年玉』とは別の物に変えて渡す方も多いと伺います。
新年の挨拶や年賀状についてはどうすればいいの?
新年の挨拶や年賀状も『新しい一年をお祝いする』という意味合いがあります。ですので、喪中には控えるのが一般的です。
喪中はがきや年賀状じまいについては、以前にコラムでご紹介させていただいていますので、是非参考にされてください。
喪中は故人を偲ぶ大切な時間
喪中の期間は、一般的には一周忌の法要が終わるまでとされています。新年の挨拶や正月のお飾りなど、お祝いのムードは出来るだけ避けて、静かに故人を想いましょう。
また、つながるお葬式では法事のご相談、喪中についてのご相談を年末年始でもお受けしております。お葬式や法事のマナーを知りたい、という方でもベテランのスタッフが丁寧に案内を致しますので、どうぞ、お気軽にお電話やお問い合わせくださいませ。
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